現在の生命保険業を天気にたとえると「土砂降り」といったところだろうか。勝ち組、負け組などと言われるが、勝ち組がなかなか見当たらないのが現状だ。スイス保険のレポート「世界の保険市場二〇〇二」では、日本の生命保険(簡易保険を含む)の市場シェアは二五%で、三一%の米国とともに世界の双璧をなしている(ちなみに、第三位は英国の一一%)が、日米の生命保険市場の特徴はかなり異なっている。米国では個人年金が生命保険市場の中心となっており、年金以外でも、ユニバーサル保険(定額保険に定額の個人年金を組み合わせたような商品)や変額ユニバーサル保険(定期保険に変額個人年金を組み合わせたような商品)など、貯蓄性を重視したものが目立つ。
[参考サイト]
定期保険(遺族の保障)
http://www.hokende.com/static/life/big_sleep/term/
これに対し、日本の生命保険市場は死亡保障商品が中心となっている。かつては生命保険と言えば、死亡時と満期時のいずれかに保険金が支払われる「養老保険」のことを指す時代が長く続き、今でも高齢者を中心に「生命保険=貯蓄」「掛け捨ては損」というイメージが残っている。