近ごろは魚屋の店頭で、カツオやマクロの頭がそのままの形で売られている光景を見かけるようになりました。少し前まではゴミ箱に捨てられていた部分ですが、その部分にDHAが多く含まれていることが話題になり、一般の家庭の主婦が購入していくケースも増えてきたと聞きます。DHAは、カツオやマクロの頭でも、とくに眼喬脂肪と呼ばれる目の裏側の脂肪の部分に、三〇〜四〇%という高い割合で含まれています。DHAはここで、魚の目を守る働きをしているのです。水中で生活している魚は、陸上で生活しているわたしたちと違い、目(角膜)の乾きをマブタで防ぐ必要はないので、多くの魚の目にはマブタがありません。つねに開き放しの状態になっています。ですから、水深四〇〇メートル前後の深い海中を、時速一五〇キロぐらいの猛スピードで泳いでいるカツオやマクロの目には、かなり大きな水圧が直撃することになるのですが、その水圧の直撃を受けても耐えられるように、カツオやマクロの角膜は非常に固くなっています。機会があれば一度触ってみるとよくわかると思いますが、叩くとコーンと音がするほど丈夫です。また、その大きな水圧を和らげるもうひとつの秘密兵器が、マクロやカツオの目の裏側にかくされています。それが眼喬脂肪と呼ばれる部分です。この目の後の脂肪がクッションの役割をはたして、目にかかる水圧の衝撃力を弱めてくれるのです。DHAはこの眼高脂肪の中で、その柔軟性を保つ働きをしています。カツオの大きな目玉を見ると、調理するのはいささか残酷な気もしてきますが、DHAを効率よく摂取するには最適の食品ですから、街角で見つけた折にはぜひ利用してみるとよいでしょう。
[関連サイト]
サントリーウエルネスオンライン通販のDHA & EPA+セサミンE
http://www.suntory-kenko.com/supplement/main/43322/
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